歯を痛がる女性

歯が痛くて夜も眠れない、子供が歯が痛いと泣いて困っているなどのとき、あなたはどのように対処しますか。
かかりつけの歯医者さんがあれば、そこに電話をかけるのが一番良い方法でしょう。
休日であっても、いろいろな用事で出てきていることも多いので、まずはかかりつけの歯科に電話してみましょう。
しかし、かかりつけの歯医者さんに電話をしても留守番電話になっていて誰も出ない場合や、かかりつけの歯医者さんがない場合は、朝まで待つか休日明けまで我慢して待つしかないのでしょうか。

痛みを我慢するのはイライラしてつらいでしょう。
このような時は、自治体によっては休日歯科診療所が診療を行っているケースもあります。
電話番号などを控えておくことをお勧めします。

また、#7119に電話すると、医師や看護師が対応しています。
救急車を呼んだ方がいいかどうか迷った時にアドバイスをしてもらえます。
また、今診療している歯医者さんや応急処置なども教えてもらえます。
どうしたらよいかわからない時は、#7119に電話するという方法があることを知っておきましょう。

もしも、歯には異常がなさそうなのに左側の歯が痛い場合や、歯と言うか顎と言うか左側が痛くてつらいと言った場合は狭心症の可能性もあります。
このような場合は急ぎの状態なので、救急車を呼んでもOKです。

持病に心臓病や高血圧などがある人は、痛いのをイライラしながら我慢するというのは、持病に響きます。
早く何とかしたいものです。
#7119で相談する場合は、必ず持病がある人はそのことを告げてください。

また、スポーツ中に衝突して歯が折れたとか転落して歯が折れた、口の中にケガをしたといった場合は、歯医者さんで治療を行うのが難しいケースが多いので、口腔外科のある大きな病院や大学病院を受診することをお勧めします。
電話を入れて口腔外科の医師がいるかどうか、治療が可能どうかを確かめてから受診しましょう。

歯が痛い時の応急処置として、多くの人が市販の痛み止めを歯の穴の中に詰めるという方法で対処していますが、これは止めてください。
詰めたものを取り除くのに時間がかかって治療の妨げになります。
市販の鎮痛剤を服用するのはかまいません。

鎮痛剤の中には胃が荒れやすいものもあるので、できれば空腹時を避けて服用してください。
空腹時の場合は、少し何か食べてから服用するのがベターです。
飲み物でもかまわないので、胃の中に何か食べ物を入れてから服用する方が胃が荒れにくいです。

医師からもらった鎮痛剤がある場合は、それを応急処置的に使って痛みを抑えてもかまいません。
しかし、あくまでも鎮痛剤は応急処置なのでできるだけ早く歯科を受診してください。
夜間で受診できないのであれば翌朝には受診しましょう。

歯科にはどんな種類がある?

歯科には一般歯科だけではなく、今はいろいろと細分化されています。
すでに述べているように、歯が折れた時や口の中のケガは、一般歯科ではなく口腔外科がベターです。
それ以外にも親知らずの抜歯も口腔外科で行うケースが多いです。

そして、インプラントも口腔外科の専門医が得意とする領域です。
インプラントは入れ歯に代わる新しい治療と言われています。
あごの骨に歯の土台となるものを埋め込むので、義歯をしっかりと固定できます。
そしてインプラントは残っている健康な歯を削ることなく治療できるということが大きなメリットです。

従来の入れ歯は安定性が良くないことや外れやすいこと、見た目が良くないことが問題点でしたが、これらを解決したのがインプラントだと思っても良いでしょう。
インプラントは骨に直接結合するので、自分の歯に近いレベルまで回復することができます。
そして、噛むことや話すことも今まで通りにできるということも大きなメリットです。

また近年は、見た目をよくする審美歯科も普及してきました。
出っ歯や隙間の空いた歯や歯並びが悪いために人前で笑うことができないと悩んでいる人たちを、審美歯科の技術が救っています。
これらの見た目の悪さを治療する歯科が、審美歯科です。
もう人前でも口元を気にすることなく笑えます。

歯並びを整えるのも、今までとは違った方法で行っています。
金属の矯正装具をつけるのは見た目が悪く、人前で笑うことも躊躇してしまう人が多いでしょう。
いかにも今、歯を矯正してますと言わんばかりです。
現在の審美歯科では、プラスチック製のマウスピースで矯正したり、歯の裏側に装具をつけるなどで、見た目の悪さを解消しています。
また、少しの歯と歯の隙間を何とかしたいという場合は、セラミックを被せたりセラミックで隙間を埋めたりといったこともできます。

そして、訪問歯科も近年増えてきています。
超高齢化社会となると、歩くことが困難で自力では歯医者さんまで行くことができない高齢者も増えてくるでしょう。
そこで今までのように患者さんが来るのを診療所やクリニックの中で待っているのではなく、高齢者対策として歯医者さんの方から患者さんのお宅へ伺って治療しようというものです。

そして急ぎの治療だけではなく、予防歯科も充実してきています。
とくに高齢者は日ごろからマウスケアをしっかりとしておくことで、誤嚥性肺炎を予防できることが判っています。
誤嚥性肺炎は高齢者の死亡原因になることが多い疾患なので、訪問歯科でマウスケアをしっかりと対策を行いたいものです。